はじめに
写真をかたちに残す方法を調べていく中で、フォトカレンダーという形についても調べたことがあった。写真をかたちに残す方法全体の選択肢については別の記事に整理してあるので、そちらもあわせて読んでほしい。この記事では、その中の「フォトカレンダー」という一点だけを掘り下げてみようと思う。
私の場合はこうだった
カレンダーという形について調べていたとき、真っ先に頭に浮かんだのは「毎日目にすることになる」という、ごく当たり前のことだった。フォトブックであれば、開きたいときに開いて、閉じればそこで終わる。けれどカレンダーは、壁にかけたり机の上に置いたりすれば、めくらなくても、その月の写真は毎日視界に入り続ける。
それがいいことなのか、そうでないのかは、調べている間ずっとはっきりしなかった。日常の中にあの子の写真がある状態は、想像するだけでも安心するような気がした。一方で、今の自分がその状態に耐えられるかというと、また別の話のようにも思えた。悲しみが強い時期に、毎日必ず目に入る場所にあの子の写真を置くというのは、思っていたより重たい選択かもしれないと感じた。
結局、私はまだ答えを出せていない。作るとしたらどんな写真を選ぶだろうと考えることはあっても、実際に注文するところまでは進んでいない。ただ、こういう形があるということを知っておくのは、悪いことではないと思っている。
調べて分かったこと
ここからは、調べて分かった範囲の情報を淡々と整理していく。
写真から作る一般的な流れ
調べた範囲では、おおまかに次のような流れになっていることが多いようだった。ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、実際の手順や名称はサービスごとに異なる。
- 写真を選ぶ:手元にある写真の中から、カレンダーに使いたいものを選ぶ。
- レイアウトを決める:月ごとの配置や、写真の枚数、デザインの雰囲気などを選んでいく。
- 注文する:選んだ内容を確定させて依頼する。
- 届く:仕上がったものが手元に届く。
具体的な工程数や、確認できる回数、修正できる範囲などは依頼先によって差があるようなので、検討する際はその都度、案内されている内容を確認したほうがよさそうだと感じた。
種類の幅
一口にフォトカレンダーといっても、調べてみると幅があることが分かった。
- 形状:壁にかける壁掛けタイプと、机や棚に置く卓上タイプがある。
- 開始月:4月始まり、1月始まりなど、開始月を選べるものがあるようだった。
- 写真の枚数:1ヶ月に1枚だけを使うシンプルなものもあれば、複数枚を組み合わせられるものもあるらしい。
- デザイン:写真を大きく見せる作りのものもあれば、余白やフレームのデザインを重視したものもあるようだった。
こうした幅があるぶん、どれを選ぶかによって仕上がりの印象や、日常での存在感がかなり変わってきそうだと感じた。
12ヶ月分の写真を選ぶということ
カレンダーならではのことだと思うのだが、12ヶ月分の写真を選ぶという作業には、それ自体に時間と気持ちの整理が必要になるようだった。1枚を選ぶのとは違い、1年を通して並べる写真を選ぶとなると、どうしても当時のいろいろな場面を一通り見返すことになる。
その一方で、季節に合わせて写真を選ぶという楽しみ方をしている人もいるようだった。夏の写真は夏の月に、雪の中で撮った写真は冬の月に、というように、季節と写真を重ね合わせていく作業を、前向きな時間として過ごしている人もいるらしい。同じ「12ヶ月分を選ぶ」という作業でも、どう感じるかは人によって幅がありそうだと思った。
選ぶときに考えたい観点
調べていく中で、考えておいたほうがよさそうだと感じた点がいくつかあった。
一つは、もとになる写真の画質だ。カレンダーは印刷サイズが大きくなることもあるため、写真の解像度によっては仕上がりに影響することがあるらしい。気になる場合は、依頼先に事前に確認しておくと安心だと思う。
もう一つは、サイズと置き場所のことだ。壁掛けにするか卓上にするかによって、置ける場所や日常での見え方が変わってくる。どこに置くか、どのくらいの大きさが生活の中でなじむかを、少し想像してから選ぶといいのかもしれないと感じた。
そして、納期のことも急がなくていいと思っている。年始や新年度の始まりに合わせて用意したいという事情がある場合は別として、そうでなければ、落ち着いて選べる時間があるうちに、じっくり写真を選んでも遅くはないはずだ。
判断に迷ったときに考えたこと
ここまで調べてきて、一番考えさせられたのは、やはり「毎日目にする形である」ということだった。日常の中にあの子の写真がある状態は、心を落ち着かせてくれる面がきっとあると思う。一方で、悲しみが強い時期には、毎日必ず目に入ることがつらく感じられる場合もあるはずだ。
だから、もし作るかどうか迷っているなら、気持ちが落ち着いてから作るのでも遅くはないと思っている。カレンダーという形にたどり着く前に、まず1枚の写真を飾ることから始めている人もいるようだった。カレンダーのように毎日必ず目にする形にする前に、目にしたいときだけ手に取れる1枚から始めてみる、というのも一つのやり方なのだと思う。
どちらが正しいということはない。今の自分にとってどちらが心地よいかを、急がずに考えていければいいのではないかと感じている。
おわりに
フォトカレンダーという残し方について、調べて分かった範囲のことと、私自身が迷ったことを書いてきた。日常の中に写真がある形には、安心感と、それゆえの負担が両方あるように思う。作るかどうか、いつ作るか、あるいはまず1枚の写真から始めるか。その答えは、急いで出さなくていいはずだ。
今の気持ちに合ったタイミングで、考えてみてもらえたらと思う。
一人で抱え込まないために
ここに書いたのは、あくまで私自身の体験に基づく一つの記録であり、医学的な診断や治療法を示すものではありません。 もし当てはまるようであれば、無理をせずに、下記のような窓口にも相談してみてください。
- 動物の体調や医療的な疑問がある場合:かかりつけの獣医師、または地域の獣医師会
- 強い落ち込みや不眠が続く場合:公認心理師・臨床心理士などによる専門のカウンセリング機関
- 心身のつらさが強いと感じる場合:お住まいの自治体の精神保健福祉相談窓口など、公的な相談機関
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